バリ島の最近のお葬式事情

けんちゃんの親戚が亡くなったのでお葬式に行ってきました。
バリの葬式といえば、豪華で壮大なガベン(火葬式)を思い浮かべるでしょう。
遺体を入れる大きな棺に様々な装飾がされていたいり、大勢の人が集まり列をなして歩く姿は、まるでお祭りのように見えるかもしれません。バリ特有の火葬の儀式です。

ところが、最近のお葬式事情も時代と共に変わってきているようです。
お金も時間も人手もかかるガベンを簡素化する傾向にあるそうです。
もちろん階級の高い方や歴史や伝統、風習を重んじる地域では今までと同じように大掛かりなガベンが行われているし、村では5年に1度合同でガベンを行っています。(亡くなると1度土葬して、合同ガベンの時に掘り起こし改めて火葬します。)

 

火葬式ガベン1

 

今回私が体験したのは、簡素化されたガベン。
デンパサールにある斎場・葬儀場というのが妥当でしょうか?日本のお葬式のような場所です。

 

火葬式ガベン2

けんちゃんも初めて来たそうです。

亡くなった方をここへ運び(ちょうど、直接病院から救急車で運ばれて来た方もいました。)、火葬までの儀式を行います。
お坊さんやお手伝いしてくれるスタッフはここの人たちなので、大変な準備なども必要ありません。仕事を抱え、忙しい街の暮らしをしている人たちにとってはとても楽だそうです。

 

火葬式ガベン3

1日に数件の葬儀があるそうで、この日は4番目だったかしら?
写真の人たちがけんちゃんの親戚(実際には本当の親戚ではなくて、親戚のような付き合いをしていた人…)で、その他参列しに来た人たちは周りに座っておしゃべりに興じています。

 

火葬式ガベン4

皆で最後のお別れ。
この後、火葬されます。

日本のお葬式と変わらないじゃない?と思われるでしょうが、バリ島において宗教儀式としてのガベンの在り方を考えると、そのプロセスが非常に簡素化された最近のお葬式事情なんです。これからはバリのガベンもこのように変わっていくのかな?と感じた瞬間でもありました。

けんちゃんも、「バリのお葬式は家族が本当に大変。いっぱい人来るし、いっぱい食べ物とか準備したり、ほんと結構疲れるよ。だからこういうお葬式が楽でいいね。みんな今忙しいしさ。」なんて現代人的なコメントを残していました。

 

 

火葬式ガベン5

 

お葬式から戻ると、家に入る前に必ずすることがあります。
屋根に水をかけて、その雫の下を通ってから家に入ります。

 

火葬式ガベン6

 

けんちゃんも水を浴びて家に入ります。
屋根に向かって何かを投げる様子を見て、そういえば子供の頃、下の乳歯が抜けたら屋根に向かって歯を投げたな〜と懐かしい風習を思い出したのは私だけでしょうか?